字幕なしで映画へのロードマップ

こんにちは!

このサイトでは、映画を字幕なしで楽しめるにするためのポイントをいろいろ紹介していますが、その中でもこのページでは、映画を楽しむためのロードマップをしたいと思います。

つまり、このサイトの中心オブ中心なワケです!

世の中には映画をひたすらみれば良いと言っているところや、映画を字幕なしで見るなんて何年もかかるなんて言っている人もいます。しかし、スタート地点にもよりますが、正しいステップを踏むことで、数ヶ月で映画を楽しむようになることも十分可能です。

私の経験上、TOEICが600点から700点取れる基礎がある方であれば、3ヶ月〜4ヶ月で、映画1本を字幕なしで理解しながら楽しむことができるようになります。「楽しむ」としているのは100%理解するのではなく、8-9割の理解を目標にしているからです。その1本の映画が8-9割聞いて理解できるようになれば、後は同じ方法で続けていくだけで、その理解力はどんどん上がっていきますし、2本目からの3本で3本目から4本目はどんどん簡単になっていきます。そしてこの方法は、近道ではなく英語学習の正攻法といえます。順番に紹介をしていきますね。

正しい音を理解する

まず英語を字幕なしで楽しむのに必要なスキルは、当然リスニング力です。

そのリスニング力を高めるためには、必要な能力が2つあります。1つは「音を聞き取る力」です。そしてもう一つは「意味を理解する力」です。

この2つはしっかりと区別しておく必要があります。 そして目標としては、「音が聞き取れて、意味も理解できる」状態。つまり両方ができる状態になることです。

「それぞれ、どちらかしかできない状態ってあるの?」と聞かれることもあるので、例を見てみましょう。

まず「意味は理解できるけど、音が取れない状態」を考えてみましょう。

意味が理解できる力とは

これはいわゆる日本人の英語学習者に多い状態です。受験勉強してきたりTOEICで文法やリーディングは得意。試験ならある程度点数は取れるんだけど、ちゃんと音声が聞き取れている気がしない…。リスニングで聞き取れなかった問題のスクリプトを読むと「えー!なんだこんな簡単なことが言われてたの?」と、読めばわかる状態です。しかし音を聞き取る力が弱いため、総合的にリスニング力が伸び悩んでいる状態です。

音が聞き取れる力とは

一方で、「音が取れるけど、意味が取れない」と言う状態もあります。それは日本人の日本語を喋る子供を想像してみましょう。4歳や5歳の子供はよくしゃべります。

しかし基本的に小学校に入るまで文字を習っていないので、文字は読めないはずです。文字がわからないのに、耳だけで言語を学んでいるのです。逆に文字がない分、よく音を聞いているとも言えます。

子供は親の話す言葉を上手に真似し、繰り返すことができます。全く知らない言葉でも、音を真似する力が付いているので、知らない単語を親に聞くことができます。「ねえ、「シューカツってなーに?」「サイバンショってなに?」のように。音を真似して繰り返すことはできるけど、意味はわからない状態です。

まずは音を聞き取れるように

上の2つの例から、音が取れることと、意味が理解できることが大きく違うことを確認しました。なので、自分がどちらのパターンで英語が聞き取れないのかを判断する必要があります。音楽を続けていた人や、もともと耳のいい人は、意味が全然わからないのに音真似が上手にできるというケースもあります。しかし、多く場合は、「意味がわかるけど、音が取れない」ケースが多いです。ここでの練習の順番的にも、「音」→「意味」をオススメしているので、まず音について説明します。

シャドーイング練習が聞き取りの要

それではどうしてればその音は取れるようになるかと言うと、答えは簡単ですシャドーイングをすることです。効果については、第二言語習得研究と言う言語学の分野で効果が証明されていますし、最近ではシャドーイングに関して多くのほんも出版されています。このシャドーイングを繰り返して練習をしていくことで、音をとる力が徐々にしかし確実についていきます。

しかしそのシャドーイングができるようになるのが難しい…というのが多くの人の現状です。 シャドーイングは特に音の練習を疎かににしてきた人には、負荷がとても高い練習方法だからです。ではなぜシャドーイングができないのでしょうか。

それは、「英語の音を知らないのに真似しようとするから」です。

英語音声の知識が必要

英語の音と言うのはいわゆるRとLの違いだけではありません。例えばイントネーションや、音の脱落やリエゾン、音の強弱や、リズムなど、たくさんあります。英語の音に関わる知識を持たずに、やみくもに練習してしまうことで、時間を無駄にしてしまったり、挫折してしまったりという話は多く聞きます。英語、日本語のカタカナ英語を繰り返してしまうだけでは、英語の音についてことは難しいと言わざるを得ません。

言ってしまうと、そもそもRとLの違いがわからないのに、次から次へと流れてくるRとLを区別するのは不可能です。 これに関しては、アイドルグループの例でたとえてみます。

あなたは好きなアイドルグループがいますか。私は特に”推し”のグループがいないのですが、そのせいか、アイドルの女の子の顔の区別ができません。見たら違うのはもちろんわかるんですけども、同じ服を着て、同じような整った顔の子達が同時にたくさんいると、なかなか区別が難しいです。特に歌ったり、踊ったりと入れ替わりが激しくなってくるともう誰が誰やらわかりません。

しかしアイドルが好きな人たちにとっては、一人一人が全く違う人に見えているはずです。それはそのアイドルの顔の特徴や、どういったものが好きだとか、どんな性格かとか 、顔にほくろがいくつあるとかそういったところまで見えているからです。一人一人の特徴を知り、また他の人との違いがわかっているため、見た瞬間に、わかるようになってきます。 しかし私のように最初から区別をつけていない人にとっては、次々とテレビに登場するアイドルが同じように見えてしまうのです。

これは1つの例ですが、同じことが発音のRとLだったりSとTHの違いなどにも言えます。つまりその音がどんな音なのか、どうやって作るのか、少なくとも自分が発音仕分けられるぐらいには区別をしておかなければ、聞いた瞬間に判別できません。

RとLの違いなどをいきなり聞き分けるのは、その違いを持ってない日本人には非常に難しいのです。しかし、聞き分けは難しくても、知識をもとに言い分けることはできます。私たちができるのは、「Rは唇の緊張が必要だ。Lは唇の緊張は必要ない。Rは舌を上につけないが、Lはしっかりつける」など、正しく自分の中で区別をしながら発音することです。

自分が発音するときに区別できていないものは、聞くときにも区別ができません。区別をつけていないから聞けないとも言えます。逆に、自分で区別をしていると、聞くときにもだんだん違いが明確になってきます。

ここまではRとLを例に説明しましたが、同じように英語には強弱の音のリズムや、音が繋がる(リエゾン)、消える(リダクション)など様々な知識が必要です。正しい音の知識がなければ、英語の音声をいくら真似しても、日本語の音の体系でしか(カタカナ発音でしか)真似できないので、発音は改善されませんし、シャドーイングにもついていけません。結果、いつまでたっても音が聞き取れるようにならないのです。まずは正しく自分で発音できるようになることで、やっと聞く時にも区別ができるようになります。よくわかっていないものを見分けたり、知らないもの開けたりするのはできないのです。

なので英語のリスニングを高めたい人、字幕で英語を楽しみたい字幕なしで英語映画を楽しみたいと言う人にとっては、1番最初にすべき事は、正しい発音を理解して、練習をすることです。

もちろんネイティブレベルになる必要はありませんし、それは大人になってからは不可能だとも言われています。

やるべき事は、違いを知って、区別しながら発音ができるようになることです。そうすることによって聞くときも違いがわかるようになってきますし、違いがわかるようになることで、シャドーイングができるようになってきます。

シャドーイングは瞬間瞬間が聞こえてくる音を記録に残しつつ真似をすると言う非常に負荷の高い練習です。しかしこの練習を続けていくことで、必ず音の聞き取り力は高まってきます。なので最初の関門としては発音を理解し、練習をしていることに注力してがんばっていきましょう。

短文でシャドーイングする

発音に関しては様々な本が出ていたり、教えてもらえるところがあります。正しい発音の知識が身に付いてきたら、まず短い文からシャドーイングを練習していきましょう。TOEICで言うと、Part2の会話文などが短くてオススメです。

最初はとにかく短い教材で

いきなり難しいものをやるのは、挫折のきっかけになってしまいます。シャドーイングは最初は難しい練習で、しかもできたところですぐに効果が出るものではありません。数ヶ月は練習していく必要があるものなので、楽しく続けられる必要があります。

そこで、初期の段階で楽しく続けるのに必要なのは、「できてる!」と言う感覚です。自分はできているから続けられる。できているから楽しくて続けられる。という感覚の正のループに入っていくと、毎日楽しくシャドーイングを繰り返すことができます。

語学は結局のところ、「継続」です。正しい方法で続けられたら誰でも上手になります。

継続できるように、短文で出来ている教材を使って、シャドーイングをしていきましょう。

短文の場合は、文と文の間にポーズが置かれるものが多いです。そのため長い文と違って、大きく置いていかれることも少なくなりますし、また文体で完結しているので意味も取りやすいです。そのため、「できてる感」が得られやすく、続けやすくなります。

長い教材は挫折の原因に…

そして逆にオススメしないのは、最初からスピーチや長文をシャドーイングすることです。

最初はどうしても「どうせやるなら意味のあるもの」「繰り返す価値のあるもの」と考え、TED Talkなどを教材に選んでしまう方が多いのですが、これは「音が取れるように」するには誤った教材選びと言えます。

音をとるスキルを集中して鍛えるためにシャドーイングするのに、意味の方も難しいものを選んでしまうと余計負荷がかかります。しかも長いし速いで、そもそもついていけないと言う方がほとんどでしょう。

もちろん内容的には非常に魅力的ですし、仕事にもつながる話も多いでしょう。しかし1日やってしんどくて、続かなくなってしまったら、それは適切な教材ではなかったと言えるでしょう。シャドーイングは確実に効果がでる練習ですが、少なくても数ヶ月は続ける必要があります。

簡単な教材でシャドーイングを続ける

なので続けられるようにするためには、まず簡単なものから初めて、毎日続けていくことが必要です。そして、鍛えるべきは「音を取る力」なので、話の内容は死ぬほど簡単なもので十分です。あなたがまず身に付けなければいけないのは、内容ではなく「音を処理する力」です。意味を取るのではなく、音を取るのに注力しなければいけません。そのためには内容は何でもいいのです。もしくは内容は簡単であればあるほどいいのです。速度もゆっくりでも構いません。短くて構いません、簡単で構いません。そういった教材を1つ決めて、それを繰り返していきましょう。「なんとなくできる」ではダメです。楽にできるところまで進めていくことが必要です。

そうして、短文のシャドーイングが楽にできるようになったら、次は少し長めのパラグラフのシャドーイングをしていく段階になります。

パラグラフでシャドーイングする

短文でのシャドーイングができるようになったら、今度はパラグラフレベルの教材でシャドーイングができるようになりましょう。目標はTOEICのPart3やPart4レベルの長さのものです。

単純に最初は短文だけのものから、段々と2文、3文…と長くなってもシャドーイングで追いつけるようになるイメージです。速度もアプリなどで遅くしながら、自分の追いつける速度で練習して大丈夫です。いきなりオリジナルの速度で練習する必要は全くありません。

TOEICのPart3は短文の会話が続いていくのでオススメです。1分1分は短いものが多いですが、それが重なることで、全体としてはパラグラフのように1つの会話になってきます。そして、Part3ができるようになってきたらPart4に進んで、こちらもシャドーイングできるようにしましょう。Part4は宣伝やスピーチなどの独り言ですが、1つ1つの話がまとまったストーリーになっています。このPart4についてこられると、「できるようになった感」というのがより感じられるようになるはずです。

教材用の映画音声でシャドーイングする

TOEICのPart3やPart4のシャドーイングができるようになったら、もうあなたは映画のシャドーイングに入る準備ができています。音を取る力はかなりついてきたと言えるでしょう。

このPart3やPart4の長さのシャドーイングができると言う事は、ある程度の長さの会話やストーリーとに追いつくことができる実力がついたということです。

この段階にたどり着いた方にオススメするのは、『スクリーンプレイ』と言う教材です。これは特定の映画のセリフが丸ごと収められている本で、映画を字幕なしで!を目標にする人は必携の教材です。多くの書店に置いてあるので、手にとってみたことがある人も多いでしょう。

このスクリーンプレイには、映画のセリフが全て書いてあり、また隣のページには訳や註も書いてあります。そして1番良いのは、練習用の音声があることです。つまり、役者さんとは別のナレーターが、セリフを明瞭な発音で読み上げてくれているのです。

実は映画を見るために、いきなり映画で練習するのはオススメしません。何故かと言うと、映画の発音はとにかく速いのはもちろん、ノイズが入ったり、途中が切れていたり、声が遠かったりと、シャドーイング練習にはおそろく適していません。しかも、映画によっては、見つめ合っているシーンや、音楽のシーンなど、セリフがないところも多いですよね。

しかしこの本の音声では、実際の俳優さんではないものの、ナレーターの方がセリフをしっかりと読み上げてくれます。そしてその速度はTOEICの音声と同じかもしくは少し速い位の速度で読んでくれているので、TOEICのシャドーイングができるようになってきたら、もうスクリーンプレイシリーズでのシャドーイングに移ることができるといえます。

この音声教材は1つの映画のセリフを全部読んでくれているんですが、セリフのない部分をカットしてくれているので、1つの映画が50分や1時間で終わるものも多いです。 なので朝晩の通勤で30分ずつ映画を練習して、毎日同じ映画でシャドーイングを練習できたりします。

毎日繰り返して、セリフを覚えちゃうぐらいに何度も何度も繰り返すのがポイントです。日本語でも相手の話を聞きながら、「あ、この人次にああ言うな」と予測がつくことがあると思います。これは「予測文法」と言って、たくさんのインプットをすると、次にくる言葉や内容がある程度予測できることを言います。例えば、「明日は台風の影響で、猛烈な雨が…」まで聞いたら次は「降るでしょう」などが聞かなくても予測できますよね。なぜかと言うと、そう言った話のパターン(インプット)をこれまでに何度もきいて、覚えてしまっているからです。英語でも、なんども1つの映画のセリフをシャドーイングしていると、聞きながら、「あ、次のセリフはあれだな」と覚えてきます。このナレーション版の音声で、次が予測できるぐらいまで練習しておくと、実際の映画をみたときにもスムーズに聞けるようになってきます。

さて、ここでもう一つ私が、いきなり映画を使ってリスニングの練習するのをお勧めしない理由を挙げます。それは、映画を見ながら練習してしまうと、「ちゃんと音を聞かなくなってしまう」からです。映画は良くも悪くも非常に視覚情報を刺激します。逆に音を消して、映像で見ているだけでもストーリがːわかってしまうものも多いでしょう。つまり、視覚情報を大きく使うことによって、ちゃんと聞けてないのに聞けた気になってしまうのです。俳優の表情を見たり声のトーンなどから言ってることがなんとなくわかったりもします。もちろん実際の会話ではとても大事なことなんですけども、練習の時にそれを頼りにしてしまうと、結局音を聞く力をつけることにはなりません。聞く力をつけるためにはちゃんと聞く練習をしなければいけません。そのためには音声だけで練習するのが1番です。逆にイヤホンで音だけを頼りに、ストーリーが追えるようになれば、さらに映像が加わることでより映画を楽しめるようになります。

さて、このナレーション版でシャドーイングができるようになれば、もう映画を楽しむところに移ってもいいのですが、もう一段階練習を入れることもできます。その場合は、実際の映画の音声だけでの練習です。

映画の音声でシャドーイングする(映像なし)

実際の映画の音声だけでの練習とは何でしょうか。要は、DVDなどで映画は流すけども、映像は見ずに、音声だけをシャドーイングしましょうと言うことです。

これまでは実際の俳優さんではなく、ナレーターの(言ってしまうと影武者の)音声で練習をしてきたのですが、これからは俳優さんの練習をすることになります。ポイントとしては、やはり映像を見ないで練習することです。俳優さんの口元だったり、視覚的にいろんな情報が入ってきてしまうと、音に集中するのはすごく難しいことだとわかると思います。これを回避するためには、イヤホンだけで練習をすることです。

今はDVDだけじゃなくてAmazon PrimeやNetflixなどいろんなところから映画を見ることができるようになっています。この中から英語版の音声で見られるものをピックアップしましょう。シャドーイングするには10秒や20秒の巻き戻しができる環境があるといいですね。

イヤホンをつけて画面を見ないで、これまでナレーション版で練習してきたものを、実際の映画の音声で繰り返しシャドーイングをしていきましょう。スクリーンプレーのナレーション版でかなり練習を積んでおけば、覚えてるセリフも覚えているところは多いと思います。もちろんその知識も使いつつ、シャドーイングをしていきましょう。リアル映画はやはり速いのですが、さすが一流の役者さんだけあって、話し方や感情の込め方が非常に上手な点など、音声だけで楽しんでいるからこそわかる細かい点まで味わうことができるようになります。そしてリアル映画の音声でシャドーイングができるようになったら、最後は映像を見ながら映画を楽しみましょう。

映画を楽しむ

発音の知識の定着→短文シャドーイング→長文シャドーイング、そしてやっと映画を楽しむ段階まできました!あとは思う存分、何度でも映画を楽しみましょう。

ここで大事なのは、1本目から100%の理解を目指さないことです。英語学習はこの一本の映画で終わるものではありません。2本目、3本目と続けていくことで、知っているセリフのストックや音の組み合わせのストックなどが貯まっていき、だんだんと練習しなくてもいいところが増えていくのイメージです。

1本目はいくら頑張っても全て意味が取れたり、音が取れたりできないところもあるでしょう。なので、8-9割理解できたら十分だと割り切って、映像も見ながら映画自体を味わいましょう。むしろ、数ヶ月でいきなり8割-9割理解できたら、それはものすごい成果だといえますよね。

ここまでくると、数ヶ月前に「英語が字幕なしで楽しめたら良いだろうなぁ」と思っていた自分が懐かしくなるはずです。そして、同時に「次もう一本できるようになりたいな」と英語学習がさらに楽しくなっているはずです。

1本目の映画が字幕なしで楽しめるようになったあとは、また別の映画を1つ自分で決めて、その映画をシャドーイングしていきましょう。

もちろん最後は本当に自分の好きな映画やドラマで練習したほうがいいのですが、最初慣れるまでは、ナレーションの教材がついているスクリーンプレイ シリーズから選ぶのをオススメします。一番の理由は、やはりこの音声ですね。この練習のためだけに録音された音声は非常に貴重です。日本一の音声教材だと思います。

スクリーンプレイシリーズの中からまた1つ選んだら、また8割9割の理解を目指して練習をして、それができたまた次の…と進んでいきましょう。これを繰り返していくことによって、音の組み合わせのストックや、単語・表現のストックがどんどん増えていきます。

そして、このプロセスを繰り返すに連れて、だんだんと「あぁ、この表現知ってる。あの映画で彼が言ってたのと同じセリフだ」と言うのも増えてくるでしょう。そして1つずつ楽しみながら続けていくことで、初めて見る映画でも、いきなり字幕なしでわかるようになっている自分がそこにいるはずです。

ここまできたらあなたの英語力はどうなってるかわかりますか。映画の英語が聞けると言う事は仕事の生英語も聞き取れるし、英検やTOEICの会話なんて遅く聞こえます。映画の英語がわかると言うのは、英語がちゃんと聞けると言うことなんです。

TOEICでは解き方のテクニックに走ってなんとか点数はとったけど、「実は全然聞けないんだよね」と言う方が世の中にはいくらでもいます。私はそういった点数をとるためだけの英語教育には反対です。「ちゃんと聞けるから、ちゃんと点数も取れる」そういう流れが自然だと思います。そのためには、まず「発音をきちんと勉強しなおす」これが映画を字幕なしで見る大前提になります。

まとめ

ここまで「映画を字幕なしで楽しむためのロードマップ」と言うテーマでお話してきました。リスニングのポイントは発音→シャドーイングです。もっと簡単に言うとシャドーイングを繰り返していくだけです。ただ、そのシャドーイングができるようになるためには、ちゃんと発音をやらないといけません。発音を正しくして、その後短いものから長いものにシャドーイングができるようにしていく。これが映画を字幕なしで楽しめるようにするための、1番の良い方法だと私は考えています。この方法は誰にでもできますし1人でもできるます。目安はTOEICで600点ぐらいの基礎があれば、このコースにのれるでしょう。